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総入れ歯になった場合の噛み方

2021.10.8
総入れ歯になって間もない方は慣れるまで
食べ物の噛み方がわからず、
不安定になってしまう場合があります。

また、偏った噛み方をしていると
入れ歯の劣化のスピードが上がったり、
痛くなる原因にもなるので、
最初のうちにしっかり噛み方を専門医に聞いておくようにしましょう。

噛むという事は脳にも大事で、認知症の予防にもなります。
さらには体の健康にもつながります。

噛み方において基本的な歯の役割ですが、
前歯は噛む、奥歯でつぶすというのが役割です。

これを前歯で全て噛み終えるのも
奥歯だけで噛み終えるのも
間違っています。

仮にそのような噛み方で
食べていると、どちらかだけに負担がかかり、
入れ歯が外れてしまったり、
どちらかが浮いてきたりします。

結果的に入れ歯の寿命を短くする事につながります。

つまり噛む事においては、
前歯で噛んで、奥歯でつぶすの基本を守る事が大事です。

そして次に大事なのが、両側の歯を均等に使う事です。
人によっては癖があって、
片側に偏ってしまうという方もいらっしゃいますが、
入れ歯においては特に、その癖をなおすようにする事が肝心です。

総入れ歯をつけてばかりの頃はやわらかいものから慣れていくのがコツです。

最初は良いですが、楽だからといってやわらかいものだけをずっと食べているのはだめです。
そこは注意するようにしましょう。

ただ総入れ歯の場合は前歯で噛むことは困難なケースが多くあります。

このように基本を守ってきちんとした噛み方をしても、
入れ歯がぐらついたりする場合は調整等も必要になってきますので、
その際は專門の歯医者さんに相談してください。