前回から続いているのですが、だんだんと内容が深くなってきました。前回のブログでも書きましたが義歯(入れ歯)治療は奥が深く、10人の名人がいて同じ患者さんの義歯(入れ歯)を作ったら10通りの異なった入れ歯(義歯)が出来ると言われています。 もちろん治療方法も10通り出てくるでしょう。
例えば印象(型どり)の方法も様々です。こういったセミナーでは自分が今まで行っていた方法とは別の方法で行っているのですが、新しい方法を取り入れる事はとても慎重さが求められます。真似をして新しい方法で行ったら初めはまず上手くいきません。とてもがっかりしてつい「今まで行っていた方法がいいわ」となってしまいがちです。
ただこういった時に大前提として忘れてはいけない事は、上手くいかなくて患者さんにご迷惑をお掛けする事はできないという事だと思います。当たり前の事です。
我々は実際に人(患者さん)に対する仕事です。相手がモノだったら試行錯誤して何回もやり直し…って事が可能かもしれませんが、それはできません。
上手くいきそうになかったら、すぐに従来の方法に切り替えて患者さんのご迷惑にならないよう慎重に配慮しつつ、ですがいい方法は上手く取り入れて更に技術を向上させていく。
事が必要なのだと考えている今日この頃です。
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