入れ歯自体のお手入れはもちろん大事ですが、
入れ歯をはずした後のお口のお手入れも必ずするようにしましょう。

入れ歯と接した歯肉や上の顎には
細菌や食べかすが残っており、
このままにしておくと口内炎をひきおこします。

これは部分入れ歯で歯が残っている方も
総入れ歯の方も同じです。

入れ歯を外した後のお口のケアは
絶対におこなって欲しいのです。

方法としては、
入れ歯をはずした後に口をすすぎ、
やわらかいブラシで歯肉や舌、
上あごをブラッシングしてあげると良いでしょう。
血行促進にもなります。

まだ歯が残っている方は
歯を一本一本丁寧に磨いてください。

特に入れ歯の金具がかかる歯は
汚れがたまりやすいので、
入念に磨くようにしてください。

当然ですが、
はずした入れ歯も必ずケアしてください。

とくに高齢者の方は唾液の分泌が減少しているので、
細菌がより繁殖しやすい状態です。

その状態が進むと、
残った歯が虫歯になったり、
歯周病や、カンジダ症などを発症します。
最悪の場合、誤嚥性肺炎にもつながります。

そうならない為には
入れ歯自体も、入れ歯を外したお口の中も
しっかりとケアして生活する事が最も重要です。

これは老若男女入れ歯をつけている方は
絶対に必要不可欠のケアです。

まだ入れ歯をつけられて間もない方は
習慣になるまで大変かもしれませんが、
習慣になるとケアも楽になりますので、
それまで根気強く頑張りましょう。