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入れ歯とインプラント その2

2016.4.25

前回は『入れ歯とインプラントのメリット、デメリット』についてご説明いたしました。
今回は『入れ歯が向いている人、インプラントが向いている人』についてご説明してまいります。

■入れ歯が向ている人

糖尿病や高血圧、また骨粗しょう症等の方は
そもそもインプラントの治療ができないケースが多いです。
その他にも重度の歯周病、顎骨(あごの骨)が脆い方等もインプラントより入れ歯の方が向いています。
インプラントは歯茎に人工の歯根を埋め込む治療の為、
歯の状態、健康状態によってはリスクを伴う事があります。
また手術が怖い方には不向きです。
その為、インプラント治療の場合は事前に様々な検査があり、
結果によっては入れ歯をおすすめするというケースもあるでしょう。
その他、天然の歯や入れ歯よりもメンテナンスに手間がかかりますので、
メンテナンスにかかる費用や時間が気になる方は入れ歯という選択をされるのも良いかもしれません。

■インプラントが向いている人

歯の失い方は人それぞれです。虫歯や歯周病等の歯の病気以外にも、
事故によって歯を失う方もいらっしゃいます。
年を重ねるうちに歯を失うリスクもあがってきますが、
若い方でも事故によって、多くの歯を失う事があります。
そのような若い方にとっては入れ歯というと抵抗を感じる方が少なくありません。
若い方にとってはお金がかかったとしてもインプラントが良いかもしれません。
何故なら、インプラントは天然の歯にもっとも近い為、見た目の違和感もなく、
天然の歯で生活するのと変わらない状態にする事ができます。

もちろん、年齢に関わらず、
お金がかかっても天然の見た目と変わらない状態にしておきたい方は
インプラントがいいかもしれません。

このようにその方々にとって入れ歯が良い場合、インプラントが良い場合があり、
どちらを選択するかはかかりつけの歯科医院の先生としっかりご相談されることをお勧めします。