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入れ歯がないリスク

2019.4.23
「残っている歯があれば入れ歯は必要ない。」

「入れ歯があっておらず、なくても食事ができるので、つけていない」

というケースをお聞きする事があります。
上記は数本なくても生活的に問題ないと感じやすい、
部分入れ歯の方によくみうけられるケースです。

このケースのように入れ歯をつけずに生活できるからといって、
その状態のまま過ごすというのは実はリスクが潜んでいます。

まず、健康的な歯に大きな負担をかけることになり、
健康な歯の寿命を短くすることになります。
歯は親知らずを除き28本で支えますが、
これ以下の本数になると歯に余計なダメージをあたえる可能性が高いのです。

そして、歯並び。

歯はなくなった余白の部分に寄ってきます。
つまり歯がないスペースに歯が傾いたり、
伸びたりして、歯並びに影響をあたえてしまいます。

さらに、病気のリスクも。

歯の健康=身体の健康といわれる程、
歯は噛むという大事な役割を果たします。

その噛むバランスが崩れると、
認知症、転倒、ガン、歯周病、虫歯など
様々な病気のリスクを高めてしまうのです。

その他にも噛むバランスが悪くなると、
舌やほっぺを噛みやすくなったり、
喋る時の発音も悪くなります。
噛む回数は口の周りの筋肉にも影響しますので、
表情も変わってしまいます。

そして、最後に食事がおいしくなくなるという事があげられるでしょう。

歯が部分的にないというのは、
このような様々なリスクを抱えており健康にプラスな事はありません。

部分入れ歯が気持ち悪い、噛み合わせがしっくりこない…
だからといって歯がない状態では決して、
良いことはありませんので、
きちんと入れ歯を調整するか、もし慣れていないのであれば、
慣れるまで使うようにしましょう。

違和感なく入れ歯とうまく付き合っていければ大丈夫です。

もししばらくしても合わないと感じた場合は
入れ歯自体が合っていない可能性もありますので、
かかりつけの歯医者、
もしくは入れ歯専門の歯医者に相談してみるようにしましょう。