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保険適用と自費治療の入れ歯について

2019.5.22
入れ歯を作る際は保険と自費の2種類から選べますが、料金以外にどんな違いがあるのかわからない人も多いと思います。
保険と自費のそれぞれメリットとデメリットがありますが、違いを把握して自分にあった方を選択する事をお勧めします。

・保険は選択肢が狭く自費は選択肢が広い

まず保険と自費の入れ歯では選べる素材の数が違います。

★保険…プラスチック(床や人工歯)、金属(部分入れ歯のバネ)
★自費…シリコン、金属など(薄い床)、セラミックなど(人工歯)、目立たない素材(部分入れ歯のバネ)

自費場合は豊富な素材の中から選べますが、入れ歯の場合は保険適応の素材が限られているため、満足とは言い難い仕上がりになることもあります。

・作業にかける手間や期間が違う

保険の入れ歯を作る場合、仕上がりまでの期間は2週間〜1カ月ほどです。
短期間で仕上げるため、型取りや噛み合わせなどにあまり手間をかけられません。
しかし自費の場合は何度も型取りや微調整を行い、1人ひとりにピッタリ合う入れ歯を作っていきます。
顎の動きを測定したり、上下のそれぞれの噛み合わせを細かく調整したりと、手間をかけて違和感のない入れ歯に仕上げていくのです。

・精密度や快適性も比較してみよう

自費の入れ歯は豊富な素材の中から最適な素材を選び手間をかけて作るため、歯茎にピッタリ密着しやすくなっています。
ですからどんな動きをしても、ストレスなく快適に口を動かせるでしょう。
一方保険適用の入れ歯の場合は時間も費用も材料も限られているため、快適性の高い入れ歯を作るのは困難です。
そのため、違和感を覚えたり厚ぼったく感じたりするでしょう。
喋ったり食べ物を食べたりするときに、入れ歯が浮いたりずれたりする可能性があることも覚悟しなくてはいけません。

・耐久性には圧倒的な差がある

保険適用の入れ歯で使用できる素材はプラスチックのため、毎日入れ歯を使っているとすり減るスピードが早く、中には人工歯が割れることもあります。
ですから1〜2年ほどで作り替えることも少なくありません。
一方、自費の場合は、丈夫な素材を選べばすり減ったり割れたりする頻度を少なくすることができます。

素材だけでなく精密度や耐久性、仕上げるまでの手間も、保険と自費の入れ歯では違います。
見た目や快適性も違うでしょう。
ですから入れ歯を作る目的をはっきりさせて、納得できる入れ歯を作ってください。