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介護者が知っておくべき入れ歯の事

2019.11.22
入れ歯(義歯)は口内環境を左右する重要な物です。
正しく管理しなければ健康状態の悪化にもつながります。
入れ歯を使用するご本人だけでなく、介護者も入れ歯について正しい知識を身につけることが大切です。

入れ歯は歯の代わりをしてくれますが、本来の歯とはケアの方法も大きく異なります。
そのため正しいケアを知っておかないと、入れ歯の劣化につながってそれがひどい口臭の原因にもなります。

その結果、歯茎に炎症を起こしてしまったり、食欲の低下といった症状が出ることもあり、入れ歯のケアは健康のためにも欠かせません。

多くの方は就寝前など、入れ歯を外した後に器などに入れてそのまま放置してしまうようです。
ですがこれだと入れ歯の中に含まれる水分が蒸発してしまい、やがて入れ歯にひび割れなどの劣化が出てしまいます。
正しいケアとしては、入れ歯を外した後は水や義歯洗浄剤に漬けておくべきです。
こうすることで入れ歯の乾燥を防ぐことができ、ひび割れの防止にもなります。

入れ歯の清掃も重要です。
しっかり清掃しないと細菌が繁殖し、口臭の原因になったり、炎症の原因になったりします。
入れ歯(義歯)専用のブラシを使って汚れを落とすのはもちろん、義歯洗浄剤も使って毎日綺麗な状態を保ちましょう。
義歯ブラシだけでは不十分で汚れを完璧に落とすことはできません。
また、入れ歯がぐらつく場合や外れやすい場合、安定剤を使うことも多いと思います。

安定剤も間違った使い方をすると口内環境を悪化せてしまいます。
なるべくは安定剤を使用せずに、歯科医院で調整をしてもらうべきですが、やむを得ず安定剤を使用する場合は書かれた使い方をよく読み、正しい使い方を心がけましょう。
入れ歯をしているご本人がこうしたケアや管理が難しい場合は、介護者が代わりに行ってあげます。

ご本人が管理できる場合も、介護者として管理が適切かどうかチェックしてあげることが大切です。
自分ではしっかり管理しているつもりでも、管理できていないこともあります。
介護者として入れ歯をしっかり管理、ケアしてあげることで健康状態もチェックできます。
介護する側にとっても入れ歯の知識は重要で、入れ歯について正しく知る必要があるのです。
お口の健康は全身の健康にも大きく影響するということを意識しましょう。

入れ歯は物を噛むだけではなく、健康状態にも影響を与える重要な物です。
正しく管理することが重要で、そのためにも介護者に正しい知識が求められます。
毎日の清掃はどうすれば良いのかをはじめ、炎症や口臭を防ぐにはどのような管理が適切なのかを把握しておきましょう。